セントラル浄水器と軟水器の違い
セントラル浄水器と軟水器の違いは、フィルターによる水処理の方法が違い、目的が異なります。セントラル浄水器は主に活性炭を使用し、塩素などの不純物を除去した浄水をつくります。軟水器はイオン交換樹脂を使用し、硬度成分と呼ばれるカルシウムなどを除去し、軟水をつくります。セントラル浄水器と軟水器のどちらがご使用者の目的や、用途に適した商品かを選択する必要があります。
セントラル浄水器と軟水器の効果の違い
軟水器もセントラル浄水器と同じ設置方法で、家中すべてを軟水にするタイプや、お風呂用軟水器もあります。軟水にすると、水が柔らかくなり、特に入浴時に温泉に入った後の様に、肌がぬるぬるとしたようになります。セントラル浄水器は、殺菌剤の塩素など除去し、ミネラル分の硬度成分は除去されません。どちらとも、それぞれの良い特徴があり、水をどのように変えたいかによります。
浄水器と軟水器のメンテナンスの違い
浄水器と軟水器は、水の処理方法も異なりますが、メンテナンスの方法にも違いがあります。浄水器は活性炭フィルターの場合、消耗や耐久時期に合わせてカートリッジフィルターの交換を行います。メーカーにより異なりますが軟水器は、定期的に(3か月に1度程度)軟水にするイオン交換樹脂を洗浄するため、ナトリウムを入れます。また、ナトリウムの洗浄で効果がなくなった場合は、イオン交換樹脂の入替えも必要です。
軟水器の主な用途は?
軟水器は硬度成分を除去できることから、ボイラーや給湯器の保護として多く使用されています。最近の給湯器は電気でお湯をつくる、電気温水器やエコキュートなどが増え、電気で熱を発生させる電熱部分に、硬度成分が固まり故障しやすくなることから、給湯器などの保護として使用されています。但し、水道水ではなく硬度成分を多く含む井戸水を使用している家庭での用途が多いようです。